リフォーム費用の相場が知りたいときは、自分がリフォームしたい部位の相場を知って合計すれば、全体にかかる費用も目安がつかめます。
この記事では、一級建築士の柏崎文昭さんに監修をしていただき、キッチンからバス、トイレ、洋室、階段、外壁、収納などの部位別にリフォーム費用の相場を紹介します。
※実例に表示されているリフォーム費用は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
記事の目次
- 1. リフォーム費用の内訳
- 2. リフォーム費用以外にかかる諸費用
- 3. キッチンリフォーム費用相場と施工事例
- 4. 風呂・浴室リフォームの費用相場と施工事例
- 5. トイレリフォームの費用相場と施工事例
- 6. 洗面所リフォームの費用相場と施工事例
- 7. 内装リフォームの費用相場と施工事例
- 8. 収納リフォームの費用相場と施工事例
- 9. リビング・ダイニング・洋室のリフォーム費用相場と施工事例
- 10. 階段リフォームの費用相場と施工事例
- 11. 玄関リフォームの費用相場と施工事例
- 12. 屋根・外壁リフォームの費用相場と施工事例
- 13. 断熱(窓・床・壁・天井)リフォームの費用相場と施工事例
- 14. 耐震リフォーム(耐震補強)費用相場と施工事例
- 15. 中古を買ってリフォームする費用と注意点
- 16. リフォーム費用を安く抑える方法
リフォーム費用の内訳
リフォーム費用は材料費・施工費・諸経費で構成
リフォーム費用はどんな費用によって構成されているのか、まず基本を押さえておきましょう。
キッチン、バス、トイレなどの機器、フローリングやビニールクロスなどが材料費、設備を取り付けたり、床材を張ったりするのが施工費(これは主に人件費で、一部既存の解体・撤去費用も含む)です。
リフォーム費用は、大半がこれら材料費と施工費で構成されています。
ただし見積もりでは上記に加えて諸経費が加算されます。
これは、現場管理や事務的な一般管理費を含むものです。見積もりに計上される諸経費は一般的にリフォーム費用の5%~10%程度でリフォーム会社によって異なります。
リフォーム費用は材料費と施工費で変動する
リフォーム費用が増減するのは、材料費か施工費のどちらかが変動するからです。
例えば、キッチンやバス・トイレなどの施工費は、商品によって大きく変わるものではありません。しかし、商品のグレードが上がると全体としてリフォーム費用は上がります。
一方、塗り壁のように職人の人件費が高くなるものは、材料費が大きく変わらなくてもリフォーム費用が高くなります。
また、床などのカバー工法は既存を解体しないのでその分の施工費が安くなります。
リフォーム費用以外にかかる諸費用
リフォームをするときにかかるお金はリフォーム費用だけではありません。
工事以外にかかる諸費用(諸経費とは異なります)があることを忘れないようしましょう。
リフォームの主な諸費用は以下です。
キッチンリフォーム費用相場と施工事例
キッチンリフォームの費用相場
キッチンのリフォーム費用相場は、約100万円~255万円です。
同じグレードのキッチンでも位置を移動するかどうかでリフォーム費用が変わります。壁付けのI型キッチンを位置も型も変えずに新しい機器に交換するのが安く済む方法です。L型キッチンに替えると商品価格が1~2割程度上がります。
例えば壁付けキッチンを対面キッチンに替える場合は、キッチンの移動距離が1m程度でも、床工事や、配管・ダクトなどの工事が必要で、費用は移動しないケースに比べて50万円~60万円程度高くなります。
キッチンの位置を変えない場合の費用相場 | |
---|---|
壁付けI型→I型 | 約100万円~180万円 |
壁付けI型→L型 | 約115万円~195万円 |
壁付けキッチンを対面にする場合の費用相場 | |
I型→I型 | 約150万円~240万円 |
I型→L型 | 約165万円~255万円 |
I型キッチンを位置を変えずにオープンキッチンに
水やゴミが流れやすいシンク構造、収納力のあるキャビネットがついたTOTOのキッチン「ミッテ」に交換した事例です。
I型キッチンをL型キッチンに交換
I型キッチンのあった場所に、冷蔵庫置場も確保しつつL型キッチンを設置した事例です。
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風呂・浴室リフォームの費用相場と施工事例
風呂・浴室リフォームの費用相場
風呂・浴室リフォームの費用相場は約90万円~200万円です。
ユニットバスのサイズによってリフォーム費用が変わります。また、オプションの有無や種類でも費用が変わります。
ユニットバスのサイズは、0.75坪タイプに分類される1216、1317、1418サイズ、1坪タイプの1616サイズ、1.25坪タイプの1620サイズが主なものです。
数字の読み方は1216の場合、短辺が120cm、長辺が160cmで、それぞれ内寸をあらわします。
ユニットバスのサイズ | リフォーム費用相場 |
---|---|
1216、1317、1418 | 約90万円~150万円 |
1616 | 約120万円~170万円 |
1620 | 約130万円~200万円 |
在来工法からユニットバスへリフォーム
在来工法からユニットバスリフォームした事例です。汚れがつきにくく落としやすい壁や乾きやすい床を採用した手頃な価格のユニットバスに交換しました。
浴室と洗面所一体のリフォーム
浴室の寒さと洗面所の収納などに困っていたので、断熱浴槽と収納量の多い洗面化粧台にリフォームした事例です。洗面所は内装も一新しました。
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トイレリフォームの費用相場と施工事例
トイレリフォームの費用相場
トイレリフォームの費用相場は、約25万円~60万円です。
タンク付きトイレを採用するかタンクレスにするかで大きくリフォーム費用が変わります。また、便座が高機能になると費用は上がります。
トイレの種類 | リフォーム費用相場 |
---|---|
タンク付きトイレ | 約25万円~37万円 |
タンクレストイレ | 約40万円~60万円 |
なお、和式トイレから洋式トイレに替える際は、既存の解体・撤去費用が洋式の場合より高くなるので、上記プラス10万円程度見ておきましょう。
ボウルが深めで洗いやすいタンク付きトイレに交換
タンク付きトイレに交換した事例です。深めで水滴が飛び散りにくいボウルになっています。
タンクレストイレに替えて手洗い器も設置
タンクレストイレに替えて、手洗い器もつけた事例です。
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洗面所リフォームの費用相場と施工事例
洗面所リフォームの費用相場
洗面所リフォームの費用相場は、約25万円~70万円です。
リフォーム費用には洗面化粧台のサイズが影響します。一般的には幅60cmから120cm程度までバリエーションがあります。収納キャビネットを追加すると下記の費用相場より高くなります。
洗面化粧台の幅 | リフォーム費用相場 |
---|---|
60cm | 約25万円~35万円 |
75cm | 約30万円~40万円 |
90cm | 約45万円~55万円 |
120cm | 約60万円~70万円 |
スライド収納の洗面化粧台に交換し壁面にタイル
一面鏡から三面鏡の洗面化粧台に交換、鏡下にアクセントタイルを張った事例です。水ハネによる汚れも防ぐことができます。
幅90㎝の洗面化粧台に収納を追加
以前の75㎝から90㎝へと洗面化粧台の幅を広げ、上部にキャビネット設置した事例です。
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内装リフォームの費用相場と施工事例
内装リフォームの費用相場
内装リフォームの費用相場は、約6万円~45万円です。
ビニールクロスで仕上げるか、漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)など塗り壁で仕上げるかがリフォーム費用に大きく影響します。一般的にはビニールクロスが安く、漆喰や珪藻土の塗り壁は高くなります。
床は複合フローリングかむく材かで材料費が変わり、張り替えかカバー工法かで施工費が変わります。
内装リフォームの種類 | リフォーム費用相場 |
---|---|
ビニールクロス張り替え(壁・天井) | 約6万円~8万円 |
ビニールクロスを珪藻土または漆喰に塗り替え(壁) | 約25万円~30万円 |
床を張り替え/複合フローリング | 約25万円~36万円 |
床を張り替え/むく材 | 約33万円~45万円 |
床を上張り(カバー工法)/複合フローリング | 約9万円~11万円 |
床を上張り(カバー工法)/むく材 | 約11万円~26万円 |
珪藻土とパイン材の床材で内装リフォーム
自然素材の内装を多用した事例。パインのむく材の床、壁は吸放湿性が高いといわれる稚内珪藻土を採用しています。
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収納リフォームの費用相場と施工事例
収納リフォームの費用相場
収納リフォームの費用相場は、約25万円~200万円です。
棚や引き出し、扉などの造作がリフォーム費用に関係します。壁面収納は造作する場合、棚だけであれば比較的安くできます。クローゼットのように扉をつけると費用は上がります。
収納リフォームの種類 | リフォーム費用相場 |
---|---|
本棚の造作(合板・塗装) | 約25万円~35万円 |
扉付きクローゼットの造作 | 約50万円~200万円 |
リビング壁面収納とカップボードを設置
リビングに天井高いっぱいの壁面収納を設置した事例。加えてキッチンにカップボードも設置しました。
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リビング・ダイニング・洋室のリフォーム費用相場と施工事例
リビング・ダイニング・洋室のリフォーム費用相場
リビング・ダイニング・洋室のリフォーム費用は、6畳の洋室で約35万円~54万円、18畳のリビング・ダイニングで約90万円~157万円です。これは内装とドアを含む費用です。
内装のリフォーム費用は部屋の広さに応じて算出します。
ドアは標準的なフラッシュドア(内部が空洞)で1枚5万円~10万円程度を用いた場合です。
実際のリフォームでは以下の表の費用相場にキッチン設備や収納、間取り変更に伴う費用などが加算されるのが一般的です。
リフォームする部屋の広さ | リフォーム費用相場 |
---|---|
6畳洋室 | 内装約35万円(42万円)~45万円(54万円) |
18畳リビング・ダイニング | 内装約90万円(114万円)~130万円(157万円) |
むく材を使った寝室にリフォーム
床と同じパインのむく材を一部壁にも使った事例。室内の湿度を調節する効果を期待しています。
掘りごたつのあるリビング・ダイニング
パインのむく材を用いて床を張り替え、ダイニングテーブル(自作)は掘りごたつ形式にした事例。キッチンはバーカウンターを造作しました。
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階段リフォームの費用相場と施工事例
階段リフォームの費用相場
階段リフォームの費用相場は、約6万円~100万円です。
手すりをつける、上張り(カバー工法)できれいにする、つくりなおして勾配をゆるくするなどの工事によってリフォーム費用が異なります。
階段に薄い化粧材を張るカバー工法は階段をつくりなおすより短工期で、比較的安価にできます。勾配をゆるくするリフォームは、階段をつくりなおすことになります。
階段リフォームの内容 | リフォーム費用相場 |
---|---|
手すりの設置 | 約6万円~8万円 |
上張り(カバー工法) | 約30万円~60万円 |
つくり直し | 約50万円~100万円 |
ゆるい勾配の階段につくりかえ
元は箱階段だったものをゆったりとした勾配の階段に替えて造作した事例です。
階段のリフォーム費用相場。階段の種類や注意点、もらえる補助金や使える減税制度、価格帯別の事例も紹介
玄関リフォームの費用相場と施工事例
玄関リフォームの費用相場
玄関リフォームの費用相場は約50万円~100万円です。
ドアの形状や工法によってリフォーム費用が異なります。
玄関ドアのカバー工法は、既存のドア枠を外さず、その上に新しい枠をつけてドアを設置する工法です。2日程度で設置できます。ドア交換で断熱性も上がります。
はつり工法は、玄関の構造体を一部解体してドア枠も撤去し、ドアを設置したあとに再仕上げするものです。
玄関ドア交換の際に玄関の外側および内側の工事を伴うと外装費・内装費などが加算されます。
ドアの種類 | カバー工法 | はつり工法 |
---|---|---|
片開き | 約50万~80万円 | 約60万~90万円 |
親子ドア | 約60万円~90万円 | 約70万~100万円 |
引き戸 | 約60万~80万円 | 約70万~100万円 |
玄関ドアを交換し併せて内装・外装も一新
カバー工法で玄関の引き違い戸を交換し、玄関の内部と外部に同じタイルを張りました。
玄関リフォームの費用相場やもらえる補助金は?玄関リフォームの実例も費用別に紹介
屋根・外壁リフォームの費用相場と施工事例
屋根・外壁リフォームの費用相場
屋根リフォームの費用相場は約70万円~350万円、外壁リフォームの費用相場は約90万円~420万円です。屋根・外壁リフォームには塗装、カバー工法、葺き替え・張り替えの方法があり、工事のタイミングや費用も異なります。
屋根や外壁の塗装のタイミングは10年ごと程度に定期的に行うのがよいとされています。屋根・外壁のカバー工法は既存の材の上に重ねて施工するもので、屋根・外壁材が劣化して、かつ下地に問題がないときに行います。
葺き替え・張り替えは屋根や外壁の劣化がかなり進んだときに行います。
屋根リフォーム | |
---|---|
塗装 | 約70万円~80万円 |
カバー工法 | 約120万円~220万円 |
葺き替え | 約200万円~350万円 |
外壁リフォーム | |
塗装 | 約90万円~160万円 |
カバー工法 | 約170万円~320万円 |
張り替え | 約220万円~420万円 |
屋根・外壁を再塗装
屋根と外壁を耐久性の高い無機シリコン塗料で再塗装した事例です。
屋根リフォームの改修方法は、塗り替え、重ね葺き(カバー工法)、葺き替えの3種類。費用相場や実例、補助金も紹介!
外壁リフォームの方法は、塗り替え、重ね張り(カバー工法)、張り替えの3種類。費用の違いや実例・補助金、助成金・業者選びの注意点も紹介!
断熱(窓・床・壁・天井)リフォームの費用相場と施工事例
断熱(窓・床・壁・天井)リフォームの費用相場
断熱リフォームの費用相場は、約90万円~300万円です。
断熱リフォームには窓と構造部の断熱があります。構造部は床・壁・天井(または屋根)を酸熱するリフォームです。
手軽にできる窓断熱は内窓の設置です。既存のサッシに手を加えずに、その内側にもう一つ窓を設置して二重窓にするリフォームです。
床・壁・天井(または屋根)の断熱は、断熱材を装填することで行います。そのため壁を剥がして断熱材を装填した後に再仕上げを行わなければなりません。
リフォーム内容 | リフォームの費用相場 |
---|---|
内窓設置8カ所 | 約90万円~100万円 |
床・壁・天井断熱※ | 約200万円~300万円 |
リビングの寒さ対策で掃き出し窓に内窓を設置
寒さ対策、結露防止や騒音防止に内窓を設置した事例です。
断熱リフォームの方法と費用相場。床・壁・天井など部位ごとに解説!
耐震リフォーム(耐震補強)費用相場と施工事例
耐震リフォーム(耐震補強)費用相場
耐震リフォームの費用相場は、約135万円~350万円です。耐震診断をした上で、必要な耐震補強工事を行います。
耐震リフォームは、必要な箇所に筋交いや合板などを取り付けて補強を行います。
既存の壁や天井をなるべく壊さないで行えば、低コストで補強ができます。
大規模リフォームの際に行うケースも多いので、耐震補強以外のリフォーム費用を含めて1000万円以上かかる場合もあります。
耐震リフォームの内訳 | リフォームの費用相場 |
---|---|
耐震診断 | 約5万円~10万円 |
補強設計※ | 約30万円~40万円 |
耐震補強 | 約100万円~300万円 |
合計 | 約135万円~350万円 |
※耐震診断に基づき、必要な補強のための設計をすること
構造用合板で1階の壁を耐震補強
耐震診断の結果を受けて1階の壁のみ補強した事例です。
耐震リフォーム(耐震補強)の費用相場は? 耐震診断や補強工事の方法、耐震基準、減税・補助金制度などを解説
中古を買ってリフォームする費用と注意点
中古を買ってリフォームする費用は物件価格を除くと、マンションが約50万円~1000万円、一戸建てが約100万円~2500万円です。築年数などによって変わります。
中古物件価格は、首都圏の場合だとマンションはm2単価で平均74.77万円/m2です。一戸建ては平均3784万円/戸です。中古物件の価格は、地域によって大幅に変わります。
中古物件種別 | リフォーム費用の相場 |
---|---|
中古マンション | 約50万円~1000万円 |
中古一戸建て | 約100万円~2500万円 |
中古物件価格 | 中古物件成約価格(首都圏平均) |
---|---|
中古マンションのm2単価 | 74.77万円/m2 |
中古一戸建ての価格 | 3784万円/戸 |
まず自分の総予算を把握したうえで、物件とリフォーム費用の配分を考えましょう。
この点で、物件探しの段階からリフォーム会社に相談しながら進めるとスムーズです。
その際にはリフォーム会社に総予算とどんなリフォームがしたいのかを伝えておきましょう。
中古マンションを購入してリノベーションする費用はいくら? 体験談やおしゃれな施工事例、失敗しない秘訣を紹介
リフォーム費用を安く抑える方法
補助金・助成金を利用する
リフォームの内容によっては国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。
予定しているリフォームが補助金の対象になるかどうかを事前に確認するのがよいでしょう。
今なら以下のような補助金や助成金があります。
- 子育てエコホーム支援事業
- 先進的窓リノベ2024事業
- 給湯省エネ2024事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 介護保険における住宅改修
また自治体の補助金については、お住まいの地域の役所のホームページなどでチェックしてみましょう。
【2024年版】リフォームで使える補助金と減税制度。対象のリフォーム・リノベーション、補助金額や申請方法・期限は?
住宅ローン控除など減税制度を利用する
10年以上のローンを利用する場合は住宅ローン控除が利用でき、所得税などの一部が戻ってきます。
また、耐震や省エネ、バリアフリーリフォームなどはリフォーム減税の対象です。
材料のグレードと施工方法を見直す
設備は商品のグレードを替えることで費用が変わります。また、オプションも見直してみるよいでしょう。
また、床を張り替えではなくカバー工法に替えたり、塗り壁をやめてビニールクロス張りに替えたりすることでも費用は下がります。
こだわるべきところはこだわり、妥協できるところは妥協してリフォーム費用を抑えましょう。
監修/柏崎文昭さん(一級建築士 甚五郎設計企画主宰)
構成・取材・文/林直樹